オーストリア・ドイツ旅行2日目
2日目。
朝食はホテルのビュッフェ。 パンがおいしい。
ついつい食べすぎてしまった。
チェックアウト後はまずは駅のロッカーにスーツケースを預ける。
身軽になってホーエンザルツブルグ城へ。
そうそう、街にはトロリーバスが走っている。
ケーブルカーに乗って(もちろんこれもタダ) お城へ。
眺めは最高。天気が良くて何よりだった。日差しは暑いくらい。
城内は博物館になっていて、城の歴史、武器の展示などがあった。
WW1のものまで展示されており、人間はなぜこうまでして戦争をしなければ
いけないのか、となんとも言えない気持ちになった。
帰りは歩いて下山。 上から見てて、そういえばまだザルツブルク大聖堂は
見てないなと思い入ることに。
なんだか圧倒された。私はキリスト教徒ではないし、それどころかキリスト教には
特にいい感情を持っていないのだが、ずっとここに入れるような気持になった。
「そりゃこんな荘厳な建物作ったら全てを超越した存在がいるように感じるよなあ」
なんて思いつつ。 大聖堂を出てまた広場に。
モーツァルト像。
お昼は屋台のボスナとうソーセージ(2本!)をパンで挟んだものとビール。
昼から飲むビールはやはりいいものだ。
まだザルツブルクで過ごす時間があるので観光船に乗ることに。
その名も「アマデウス号」。
もちろん、ザルツブルクカードで。(40分くらいのクルーズ。本来15ユーロ。)
船の時間になるまで川のほとりで佇むことに。 それだけで心地よい。
モーツァルトを聴いていたら「名曲アルバム」の中にいる気分になれる。
ところでこのツアー、1、2、3と別れていてそれぞれクルーズの時間が異なっている。
川を上ったところで降りる2、3組と船でそのまま元の場所に戻る1があって、
私は1のチケットを買った。 川上の停泊所で「1の人は残って2、3の人は
降りて」と英語のアナウンスがあったにも関わらず、聞き間違えたのか、降りてしまった。
停泊所にいたおじさんが「Tour 1」と書かれた私のチケットを見ると、
おいおいやってくれたな。ついてきな、 と船の方へダッシュ。
船はもう桟橋を数メートル離れていたがおっちゃんが船長に向かって
叫びなんと戻ってきてくれた。
もう平謝りである。
一部始終を見ていた船にちゃんと残った「Tour 1」の他の乗客の冷たい視線は
感じなかったことにした。
元の場所に戻って降りる時にはさすがにチップを入れましたよ・・・。
船を降りて最後の街歩き。
このあたり、サウンドオブミュージックの撮影に使われたところ。
確かに、なんとなく見覚えがある。
ちょうどいい時間になったのでザルツブルグを後にすることに。
乗るのは「rail jet」という電車。
車両の真ん中にはスーツケースのような大きい荷物を置いておく
スペースがある。早い者勝ちだけど。
いつものように音楽を聴きながら本を読もうと思ったのだが、 ちょっとして気付いた。
これは本を読んでいてはいけない。 景色を見なければと。
そうこうしていると車掌が検札にやってきた。
ドイツ、オーストリアは駅に改札がなく、切符を買って検札が来た時に見せる、
というシステム。
検札が来ないこともあるらしいが切符を買ってないなどの不正乗車をしていると
罰金を取られるらしい。
ここでも真っ先にホテルへ。 部屋に入る。
「?????」
なんとベッドが3つもある。あの、1人で来たんですけど・・・。
まあお金はもう払ってるしいいのかとその時は気にせず夕飯を食べに外へ。
中央駅に戻り食べ物屋を物色。 選んだのは東洋系。
Spicy Udon Yakiなるもの。
いやウィーンに来てうどんかい!って話だが。
スパイシーなる味付けは和風ではなく
アジア風でとてもおいしかった。
一緒にコーラを買った。
500mlの水が2ユーロ近くする。 ただの水で、だ。
物価が高いのとリサイクルか環境関係の税金がかかっているからだろうか。
水分補給のためとはいえ毎回そんなに払っていられないので
この後、1.5リットルの水を スーパーで買い、ホテルで空になった500mlの
ボトルに移し替えるという方法をとることにした。
ホテルに戻ると、やはり3つもベッドがあるのが気になる。
いてもたってもいられずフロントに聞きに行った。
フロントのお兄さんは「いいよいいよ、それでいいの」という返事。
そ、そうですか。なら結構だが。
おかげでタオルはちょうど3人分なので3日間 「Do not distrb」の札をドアに
かけたままにすることができて、いつ起きてもいいしいつ戻ってもいいようになった。
2日目はこれで終わり。