三陸旅行
久しぶりの旅行。
3月の箱根旅行以来。
フォロワーH氏が三陸の方へ行きたいと言う。東北は平泉以北は行ったことが
見ていなかったし、あまちゃんも、朝ドラは大阪局制作の方が面白いという
パターンの例に漏れていないというイメージがあり、面白いと思った記憶は
なかった。橋本愛がかわいいと思っていたことは覚えていたのだが。
しかし。
???
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記憶があるようなないような・・・・。
紹介される時によく構図に選ばれる、橋を走っている様子の写真が撮られる
ところから、橋だけでなく実際に走っている様子を見て、写真を撮りたい。
この橋は大沢橋梁という。そしてこの写真は堀内(ほりない)大橋から写している。
今回ほど練りに練って行程を組み立てたのも珍しかった。
今回ほど練りに練って行程を組み立てたのも珍しかった。
行程設計が今回の旅行の要素の4割近くを占めていたと言っても過言では
なかったからだ。
どれも本数が少なくて「次のやつに乗ればいいや」と気安く言えない。
かつ所要時間も結構あるので、行程をしっかり組み立てないと効率的にまわれない。
右回りか左回りかという問題は、上記3点の時間の都合を考えるとどうも右回りの
方がよさそうである。また4点目に関しては左回りの場合、二戸から新幹線に
乗ってわざわざ盛岡で降りなければならない。これは非効率ということで、
右回りにすることに。
行程を組み立てた結果、東京駅を6時半に出発する新幹線に乗らなければならない
と判明。H氏にその覚悟はあるかと確認した。あるとの返事だったので、
この行程で行くと決まったのだった。 もちろん、Go to トラベルを使って。
<行程>
06:32 東京発
↓新幹線
09:09 二戸着
09:20 二戸発
↓バス
10:30 久慈着
↓タクシー
11:09までに堀内大橋着
大沢橋梁を見る
↓徒歩
11:58 堀内発
↓三陸鉄道
12:33 久慈着
久慈観光
16:06 久慈発
17:44 宮古着
宮古 泊
10/18(日)
宮古観光
14:05 宮古発
↓バス
16:20 盛岡着
盛岡名物を食べる
19:50 盛岡発
↓新幹線
22:04 東京着
どちら周りか決めて3日間乗り放題のきっぷ。5200円。
時間と体力があれば何周もできる。
手筈を整えると、私は取り寄せた古本の三陸についての本を一気に読み切り、
35話まで見た。食わず嫌いだったのか、なんだかんだ言って地元編だからなのか、
仙台か盛岡を過ぎたところでコーヒーを自分の座席にダバァして(死語)、
数十分浅く腰かけて過ごす。
09:09 二戸着。ここで「きたいわてぐるっとパス」を入手。
09:20 二戸発。久慈へ向かうバスはスワロー号という。
駅舎」があるが、色々見るのは戻ってから。まずは堀内大橋へ向かう。
11時9分に堀内を出発し、大沢橋梁を渡る三鉄を見るためだ。
1日限定20食という、三陸リアス亭のうに弁当を買ってからタクシーに乗り込む。
これも「あまちゃん」と深い関わりがあるが話はあと。
大沢橋梁は堀内よりもう少し遠いところにある。10時30分に久慈に着いて
すぐタクシーに乗れば、11時9分に三鉄が堀内を出発するまでに39分あることになる。
田舎の道だし、渋滞もそう起こらないだろうから間に合うと予想。
念のため、事前に久慈の観光協会にメールで問い合わせたが、ついに返事はなかった。
橋へ向かう途中、線路の方を見ると三鉄と並走状態。間に合わないかもしれないと
不安になった。(久慈駅を10時40分に出発していたので本当に並走状態だった)
結局、三鉄の対向列車との行き違い等で追い越し、無事11時9分前に堀内大橋に到着。
結局、三鉄の対向列車との行き違い等で追い越し、無事11時9分前に堀内大橋に到着。
タクシーの運ちゃんは「堀内大橋まで」と聞いて目当てが分かっていたようで、
橋のすぐ近くのレストハウス横の階段を降りたとこから見れますから、
もうすぐ来ますよと教えてくれた。堀内大橋とばかり言っていたが、厳密には
すぐ近くのレストハウス横にあるスペースが撮影スポットだ。
こんな案内板まである。
ほどなくして堀内駅を出発した三鉄がやってきた。
三鉄は三鉄で乗客に海の景色を見せるため橋の真ん中で止まる。
三鉄は三鉄で乗客に海の景色を見せるため橋の真ん中で止まる。
おかげでゆったりと写真が撮れた。
計画通り!!
計画通り!!
ここから約15分かけて堀内駅へ。
ドラマのまんまで、ここはテンション爆上げ(死語)
「ヲタクになりたーーーい!!」と叫びたくなるのをこらえるのに必死だった。
駅名プレートも残されている。
11時58分堀内発の三鉄で久慈へ戻る。
堀内大橋からの徒歩の時間を引けば待ち時間は30分程度で、堀内でこれだけ
待ち時間を短くできるのはこの行程だけだった。テンション爆上げ状態では
30分なんてあっという間。
橋で撮ったような三鉄といえばこれ、という白地に赤と青のラインが入った
車両ではなかった・・・。
団体さんがいて座れなかったので車内ではうに弁当は食べられず。
12時33分 久慈到着。
三鉄を前にベンチでうに弁当を頂く。絶品。めちゃくちゃおいしかった。
改札を出てリアス亭を覗くと、うに弁当は売り切れ。これもまた完璧だった。
リアス亭のうに弁当については下記の記事を参照。
1日20食限定「幻のうに弁当」 三鉄久慈駅で「夏ばっぱ」が販売
おばちゃんともっと話せばよかった。
うに弁当を買ったときも、戻ってきたときも、店の前のテレビを見ながら
おじちゃんが店のおばちゃんとおしゃべりしていた。
その光景は「あまちゃん」でリアス亭に入り浸る常連たちを思わせた。
駅前デパート。
この看板は帰ってきてから見た、超いい話の回に出てきた。
この後は駅からすぐ近くにあるYOMUNOSUという地域交流センターへ。
そこに「あまちゃん」の衣装等々が展示されている。
あまちゃんの展示を一通り見て、窓口で2時間制の観光タクシーを
使った方がいいかどうかを確認。普通に乗った方がいいとのこと。
待ってもらうということに。
監視小屋の方も行こうと思えば行ける。
灯台のところは堤防が強化されたみたい。
タクシーに戻り、久慈駅の手前にある道の駅くじ やませ土風館へ。
レストラン山海里でまめぶ汁を頂く。
お団子の中にクルミと黒砂糖が入っている。
まさしく「甘めえんだかしょっぺえんだか」という不思議な味。
どういう流れで久慈で黒砂糖を使った料理ができるようになったのか、
非常に興味深い。
モデルになった喫茶モカを目指す。
ジオラマの写真が。なんとYOMUNOSUにあったという。
やってしまった。
たまにはそんなのも良い。
1日目終わり。
2日目。朝起きて散歩。良い眺め。
2日目。朝起きて散歩。良い眺め。
今回の宿泊プランは「【来てけろ、三陸。】三鉄応援グッズ付」プラン。
三鉄のタオル、目覚まし時計、いかせんべい、とろろ昆布のお吸い物が
お土産。
ウミネコがね、すごい来るのよ。
普通に景色を撮りたいのに映り込んでしまう。
このウミネコには専用のパンをやることができる。
ガイドいわく、客がエサをやっている間はこんな風に船についてくるが、
やりおわってエサがもらえないと分かるとサーっといなくなるらしい。
こちらはローソク岩。
この遊覧船、なんともうすぐ運行終了するとのこと。
コロナ禍のせいなのか・・・・。
下船後、浜でゆっくり。
下船後、浜でゆっくり。
途中、ロータリーのバス停で待っていたおばさまたちがこのバスを見送ったのかと
思いきや、バスがバス停を出発するやいなや「ちょっと待って」とバスを
追いかける事態が発生。私は後ろの方の座席に座っていてそれに気づいたので
「待ってあげてもらえます?」と運転手に声をかけた。私の言葉に応えてくれて、
バスはロータリーへ戻り、おばさまたちは無事乗ることができた。
この辺のバスだと1本逃すとスケジュールが大きく狂うからね。
走って追いかけたおばさまが「私が追いかけた甲斐あったでしょ」と言っていたが、
それを私が運転手に言ってあげてなかったらあなたたちは乗れなかったですよ。
運転手もバックミラーで気づいてたかもしれないけど。まあ、あれはバス停に
止まった位置が悪かったね。
とまあそんなこんなで宮古駅へ到着。
まだ11時台だったが、先に目当ての海鮮丼を食べることに。蛇の目本店。
上ちらし(あら汁付き)2400円。
これまた絶品。すべてがおいしかった。
ここでgo toトラベルの地域クーポン2000円分を使ったので実質400円。
ありがたやありがたや。
店を出る頃には行列。これもまたタイミングが良かった。
盛岡行きのバスまで時間があるので周辺を散策。
高・・・ん・・・・?
高・・・ん・・・・?
んん????
な、なにか提携してるのだろう・・・。
地元のスーパーに行くのもまた一興。
盛岡へは約2時間10分の旅。国道106号線は江戸時代に牧庵鞭牛という坊さんが
開削した旧閉伊街道が元になっているという。どれだけ険しいところを
切り開いていったのかを窓から見れたはずだが、は寝ていてあまり覚えていない。
盛岡駅に到着。
わんこそばにチャレンジ。
もっと半ば強引に次のそばがチャージされるものかと思っていたら、
そんなことはなかった。ただ、1杯の量がまちまちで、前の1杯の2杯分が入ってくる
ことも。60杯でストップ。
お土産を買って、ミルクセーキを飲んで。
車内でここまでのお互いの支払い分を精算。
ただの四則計算だが、アラサーのおっさん2人、ここが一番悩んだ。
さて、次はどこへ行こうか。