欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019追加公演@東京ドーム

5年前、ナゴヤドームでオレンジの光の海を見た。そして今日、緑の光の海を見た。
 
 
ドームでのライブ。ここまで来たか。欅坂46にとって、最大の目標ではない
とはいえ、重大な目標であったことは間違いない。
 
さて。
仕事は半休で東京ドームへ。
 

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Overture
① ガラスを割れ!
※この時点で、「あ、これはあの全ツファイナルに匹敵することになる
かもしれないな」と感じた。ものすごい迫力。
ダンストラック
② 語るなら未来を…
ダンストラック
③ Student Dance
※今回も水を使った演出。
ダンストラック
※グランドピアノの上で舞う平手。
④ エキセントリック
MC①(全員~田村、松田、森田、山﨑)
⑤ 世界には愛しかない
※MVと同じ傘を使ったパフォ―マンスを見れるとは!!
⑥ 青空が違う
※正直なところ、落ちたらどうしようという心配が大きかった。
⑦ バレエと少年
⑧ 制服と太陽
※すでに何度か言ったことがあるが、欅の曲の中で3本の指に入るくらい
好きな歌詞が「制服は太陽の匂いがする」だ。他のどんな表現よりも、
学校生活、つまり青春のすべてがこの一言に凝縮されているように思う。
⑨ 二人セゾン
※直近では共和国でやったが、この日のソロダンスはやはり別格。ソロダンスに
入った時の歓声の大きさは誰もがこの瞬間を待っていたことを表していた。
⑩ キミガイナイ
⑪ もう森へ帰ろうか?
※森田ひかるの、あの生気を失ったような目はいつだかの公演の今泉佑唯
目を思い起こさせた。
⑬ 結局、じゃあねしか言えない
MC②(井上、関、武元、松平)
⑮ 避雷針
⑰ 風に吹かれても
⑱ 危なっかしい計画
小林由依の煽り。田村の屈託のない笑顔もまた印象に残る。
⑲ 太陽は見上げる人を選ばない
※この曲も良いが、この曲以外にも一緒になって歌える曲が欲しいところ。
SKEの「仲間の歌」とひらがなけやきの「車輪が軋むように君が泣く」の
大合唱は本当に泣ける。
欅の世界観ではなかなか難しいかもしれないが。
 
【アンコール】
⑳ 不協和音
今、イントロを聴いただけでこの瞬間を思い出して鳥肌が立つ。
1曲目で、「あ、これはあの全ツファイナルに匹敵することになるかも
しれないな」と感じていたが、これで確信に変わった。
少し前から「久しぶりにあの曲を~」なんていう話が出ていたから、少なくない
数の人がもはや「いわくつき」状態になっているこの曲をやるのではないかと
予想し、また期待していた。
イントロが流れた瞬間の歓声は今日一番。
 
満を持して登場し、バシッと一発決めてサッと去る。
これで終演。
 
感想は、と聞かれると、ただただ素晴らしかった、と答えるしかない。
しかし、もう1つ言うならば、怖い、だ。
このドームの公演が自分の中で頂点になってしまうのではないかという怖さ。
それくらい、いい公演だった。17年の全ツファイナルの匹敵する公演が今まで
現れなかったように、この公演に匹敵する、あるいは超える公演はそうすぐには
現れないのではないだろうか、という怖さ。それだけではない。モチベーションは
最高の状態でドーム公演を見て、その後に必ずしもいい印象を受けない変化が起こる
(結果どうであったかは置いておいて)、という流れはSKEのナゴヤドーム公演から
の大組閣という流れを思い出させる。
欅はずっと全員選抜で、オタクは推しが選抜に入るか入らないか、あるいは入って
いないことを気を揉む必要はなかった。選抜制のあるグループを見てきたオタクに
とっては、ある意味楽園のようなところであった。そして、選抜という競争が
ないことが全員で1つの世界観を作るというところでプラスに働いているのが欅で、
それが欅を唯一無二のアイドルたらしめているという面があったと思う。
しかし―いや、今はそのことを考えるのはよそう。
 
メッシが出なくてもバルセロナは強い。しかしメッシが出るとバルセロナ
手が付けられないくらい強くなる。それと同じように、欅は平手不在でも
十分いいコンサートはできる。しかしベストコンディションの平手が出る
コンサートはやはり別格だった。
しかも2日目には「角を曲がる」を披露したというではないか。
MAを見たが、18歳の少女のどこからあれだけの表現力が生み出されているのか・・・
一体平手友梨奈とはなんなのか。どうしてこうも強く惹きつけられるのか・・・。
 
 
今回のドーム公演は全国ツアー2019の「追加公演」という扱いになっている。
選抜制が導入される9thシングルが披露されなかったのは当然と言えるだろう。
この2日間の東京ドームでの公演は全員選抜制の欅坂46の集大成と断言できる。
彼女たちが集大成と呼ぶにふさわしいパフォーマンスを見せてくれたことに
感謝しつつ、もうしばらく、この公演の余韻に浸ることにしたい。
本当に、本当に観に来てよかった。

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