2019.05.19 帝国劇場 「レ・ミゼラブル」

レ・ミゼラブルは「民衆の歌」はいつもマリノスで歌ってるので知っている
という程度。いつもこんな感じ。

www.youtube.com

17年にキャストがスタジアムに来てくれたし、今年も来てくれた。
それがきっかけでようやくヒュー・ジャックマンの映画を見たのが去年8月。
最後で泣いた記憶。

 

それから5か月後の12月。誕生日メール目当てに乃木坂のモバメを取ろう
と思ったら間違えて乃木坂モバイルに登録してしまった。
そんな時、ちょうどレミゼの乃木坂モバイル先行抽選(生田出演回のみ)の
申し込みがあった。
映画おもしろかったし、生田が出るというので申し込みしたら当選。
生田が出てるとはいえ、ヲタクなのでミュージカルを見る人はそう多くない
だろうから当選したことはそんなに不思議とは思わなかった。

でも、一般では相当倍率が高いらしい。
生田が出てるからといってヲタク枠なんてあるのは申し訳ないような気になったが
沼の人に新規の人に見て欲しいので引目を感じないでと言ってもらい救われた。

ミュージカルは中学の時にCATSを1回見ただけ。(その時ボス猫のサインを貰った。
実に17年ぶりのミュージカル。
1月前から原作(2冊版)を読んで、1週間前に映画を見なおして予習はバッチリ。

初帝国劇場!

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どーんとレミゼのあれが。(語彙力)

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TLによると、本日のキャストを写真におさめるのが定番らしいので。

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劇場ロビーはこんな感じ。
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公演前なら客席でも飲食OKというのはいいね。
座席はミュージカルなんてそう見るもんじゃないってことでS席。
1階後ろ目の左。

        中央
~~~~~~~~~~~~~~~~~
席 席 席 席 席 席 席 席 席 席 席
席 セ 席 席 席 席 席 席 席

よくあるホールのように、前の席とちょっとずらしてるんだけど、
端の席だとそのずれのせいで前の人の頭がちょうど舞台中央と被る恰好に。
前の人がまた座高が高くて中央を見るのに苦労した。

初めて知ったんやけど、ミュージカルって生オケなのね。
当たり前や!って怒られるかもしれんけど。


指揮者が入ってきても拍手はしないからいきなり始まってビクっとなる。
坂本九でも下を向きそうな過酷な労働現場のシーンから始まる。

ぼく「あれ?」
24601「もしかして」
24653「私たち」
24601&24653「入れ替わってるー?!」
君の名は?ってジャン・ヴァルジャンだよという話(違います)
パンフを読んでなるほどなーと思った。考えられてるんやねえ。

ソロが終わると拍手。オペラ形式ね。
そういえばCATSの時もそうだったっけ。

「夢破れて」あたりでちょっともう目から汗。

リトルコゼットは子供と言えどプロなのに「がんばれー!」と
学芸会に出る娘を見守る親のような気分に。

原作を読んで一番好き(そこまでいくかどうか分からんけど)
になったのがジャベール。「星よ」いいね。

そしてそして生田さん!
いやあほんと帝国劇場のミュージカルに出てるんだなあ!乃木坂の中で
本当に歌えるメンバーの1人(といっても他は知らない)とは思っていたけど、
有名人枠とかではなくちゃんと認められてレミゼに出てるんやなあ!
(そういう認識でいいんだよね???)
しかもコゼット役!乃木坂のヲタクではないけどいちヲタクとして
とてもうれしくなった。
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料理が得意でなくたって、

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絵が得意でなくたって関係ないんだ。

「民衆の歌」はいつもの癖で危うく口ずさみそうになった。(口パクはしました←)

「ワン・デイ・モア」が一番熱かった。
ここで第1幕終了。
1幕で普通に泣きましたね・・・。
25分の休憩。
ここでレミゼTシャツを購入。

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これは・・・1幕の終わりにこの曲を持ってきて客の気持ちを高まらせて
その勢いでグッズを買わせようとする帝劇の策略…!(違います)
ヲタクの「今回グッズは買わなくていいか」は「行けたら行く」並に信用できない。
そういえば、こんな感じの

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キャラクターの推しグッズみたいなのはないのね。(使うタイミングがない)

第2幕

エポニーヌなあ・・・。(何

ガブローシュは映画の子みたいで生意気で勇敢なキャラクターが出てたなあと。

マリウスを連れて行こうとするヴァルジャンに銃を向けるジャベール。
ヴァルジャンがジャベールを逃がした時は処刑したアピールをする必要が
あったという事情はあったものの、見逃すという点では同じだったジャベールは
撃たなかった。そこにもヴァルジャンとジャベールの違いが現れていたり
するんだろうか。

最後のシーン、コゼットがヴァルジャンに「パパ、パパ」と駆け寄るところに
ジンとくる。生田だから余計に。(関係あるのか)

ほいで民衆の歌(リプライズ)が泣けるんだよねえ。

そんな風にして感動の中終演。
ミュージカル界隈はブラボーという習慣はないみたいやけど、これは言いたくもなる。
(フラブラおじさんがいないのは界隈の治安がいい証拠です)


大満足して帰りにラーメンを食べて帰りましたとさ。


予習として映画を1回見て、原作読んで、もう1回映画を見たわけやけども、
原作読んだおかげでキャラクターがどういう思いで、どういう葛藤があって
その行動をしているかというのが分かって良かった。
ミュージカルは映画とほぼ同じ。ミュージカルの方がテンポよく進んでたかな
という印象。

レミゼはダブル、トリプルキャスト。
ミュージカル沼に生息する人たちはそれぞれ好みがあって、聴き比べなんかを
やって生きているんだろうな…と想像。分かるよ○○ちゃんポジに違う子が
入ったら見たくなるもんね!(ドルヲタの発想)
パンフ読んだりこうやって感想まとめたりしてるうちに思ったけど、
レミゼに出てくる登場人物って、生き様は違えどみんな逞しく生きてるんやね。

うーん、音源、TSUTAYAで通常盤を借りたのはあるんやけど、
全曲盤欲しいな・・・。
(こういうところで原語至上主義が出ます)

 

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とにかくすばらしい体験でした。

欅坂46 2期生おもてなし会

まあ、ぶっちゃけ、2期生だろうがなんだろうが、
欅の大箱に行きたかった。
何せ大阪のアニラに行けなかったんだから。
最後の最後でEMTGでチケット入手、という
ところまでブログの下書きに書いてたのも関わらず
行けなかったんだから。
(まあ、その浮いたお金で14年ぶりの北海道に行けたんだけども)
 
はじめはそもそも2期生を入れること自体どうなのかと思ったことは否定できない。
こうも卒業が出ると入れないわけにはいかない。
確かに新しい風を入れることは大切やし、選抜制さえ採用しなければ
いいやと思っていた。
 
和太鼓(森田)
放送部(山崎)
音楽部(関・武元・松平・井上)
ダンス部(全員)
むちゃぶり演劇部
私服ファッションショー
 
ここまではまああれや。なんでこんなことしてんねやろ。
って思ったら負けや。
 
Overture
もう現場で欅のoverture聴くだけで鳥肌が立つようになってしまった。
 
M1.ガラスを割れ!(センター:武元)  
M2.Nobody(センター:藤吉)  
M3.夕陽1/3
M4.音楽室に片想い(関・田村・森田・松平・山﨑)  
M5.手を繋いで帰ろうか
M6.アンビバレント(センター:森田)  
M7.風に吹かれても(センター:山﨑)  
 
EN1.W-KEYAKIZAKAの詩(センター:藤吉)
 
目にとまったのは森田、松田さん、天ちゃん、あたり。
天ちゃんの楽々さん感。
夏鈴ちゃんはもっとよく見てみたい。
お見送りで目があったのは松平さん。
 
ああ、買っちゃった・・・・。

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欅坂46 3rd アニラ@武道館

これがアニラ@大阪に行けた時のために書いていたブログの下書き。

はい。

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アニラ@武道館は1日目を確保。
欅の大箱は去年の夏が最後。(2期生おもてなし会があった)
飢えていた。武道館公演も当たらなかったらもう耐えられなかっただろう。

飢えは限界。待ちに待った欅の大箱。

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席はなんとアリーナ5列目どセンター。
栄の劇場で言えば十数列目。やべえ・・・

① 危なっかしい計画
MC① 「以上、欅坂46「でした!」」
Overture
② 避雷針
③ 大人は信じてくれない
④ 月曜日の朝、スカートを切られた
⑤ エキセントリック
⑥ I’m out
⑦ Nobody
⑧ 二人セゾン
MC②
シルエットパフォーマンス
⑨ キミガイナイ
⑩ もう森へ帰ろうか?
⑪ 君をもう探さない
⑫ 東京タワーはどこから見える?
⑬ Student Dance
ダンストラック
⑭ 語るなら未来を…
⑮ 風に吹かれても
アンビバレント
演出の炎の熱さが分かるくらいの近さ。
いつもステージまで遠いとスクリーンを見ることになる。
直接パフォーマンスを見れたのは初めてで、貴重な体験だった。
どセンターなので常に平手は真正面。こんな席には二度と恵まれないんじゃないか。

飢えに飢え、ようやく見れた欅。僕が見たかった欅。

一番言いたいのは一言だけ。

 

 

私はここで幸せだ。


あ、もう一言。

次の・・・・・次の大箱はいつですか・・・・・・・・・

 

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2019.04.21 北海道旅行3日目

3日目。
朝食のパンを調子に乗って食べすぎるのをなんとかこらえ、
すべての荷物を持って小樽へ出発。
各停に揺られること1時間弱。
18年ぶりの小樽!

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海鮮モノを食べなきゃということで三角市場へ直行。

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滝波食堂で3色丼(うに・かに・いくら)を注文。当然おいしい。

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店員の「混んでる理由がわかる。おいしいから。」という宣伝文句に「おお」となった。

 

そこからぶらぶら歩く。

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北運河まで行き、北運河から、小樽運河へ。

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またそこからをぶらぶら。

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途中でザンギとサッポロクラシックを。

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北一硝子の8色ソフトは健在。
でも海鮮丼食べてザンギ食べてお腹にたまってたのでスルー。
19年前の家族旅行の時は食べた記憶があるのだが。
ガラス品も見て、何か欲しいと思ったものの、小樽のガラス製品を使うにふさわしい家に
住んでないのでパス。またいつか。
 
お父さん、預かってくれるらしい。

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歩いていくとルタオの別館が。ここでおみやげ第1弾を購入。
そして限定のジャージープリンを。

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これもまたおいしかった。
ルタオ本店まで歩いて、そこから南小樽まで足を伸ばす。
 

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どさんこワイドで新南樽市場でお寿司屋が紹介されていたという
情報をもとに新南樽市場へ。

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佐藤食堂の上握りセット。

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かなりお腹いっぱいになったところで時間は1時過ぎ。
まだ時間があるということで、バスで鰊御殿に行くことに。
 
鰊御殿、場所は違うけどマッサンでも出てきたし、
日本海を舞台とした交易にも関わりがあっただろうから興味があった。

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広間、主人の家族の部屋は広いが漁夫の部屋、というか
自由に使えるスペースはとても狭い。

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屋根が高くなっているところがあり、煙で燻されることで防腐、防虫効果が
あるとのこと。

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白川郷の合唱造りにもみられる、生活の知恵。
 
またまたバスに乗り小樽駅へ戻る。10分時間を間違えていて、
早くバス停に来たから乗れたものの、ぎりぎりに来て乗り遅れていたら
後のプランが狂っているところだった。
ここでも、うまいこと予定よりも1本早い快速エアポート新千歳空港行きに
乗れたので、それに飛び乗った。
 
札幌では降りず、そのまま新千歳空港へ。
ありがとう札幌!
 
空港でおみやげを沢山買い、最後にラーメンを。
これは梅光軒の旭川ラーメン

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時間がないと思ってハーフサイズにしたけど、普通サイズいけたね・・・。

旭川はまだ行ったことがないので、今度行った時にゆっくりと。

 

ハーフサイズだったので、空弁を買って飛行機に乗り込む。

マリサポが結構いた。

 

空弁はお寿司。

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これもまたおいしかった。
 
これで14年ぶりの北海道旅行は終了。
札幌ドームに着いてからの数時間以外はとても良かった。
旭川とか、富良野とか、あっちの方はまだ行ったことがないから、
次行くとしたらそのあたりだろうか。
 

2019.04.20 北海道旅行2日目

2日目。
せっかくなので朝風呂。最高だった。
朝食もバイキング。こちらも普通。

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こいのぼりがかけられていた定山渓をあとにし、札幌へ。

 
まずはじめに宿に荷物を預け、北海道旧道庁舎へ。 
途中、マリサポとすれ違う。

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札幌駅に戻り駅弁を買って、札幌ドームへ。

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アウェイゾーン自由席。
元が野球用スタジアムだからか、傾斜が急で俯瞰しやすい。
 
駅弁はお寿司。

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ね、こんな風に見える。これは良かった。これは。

内容はというと、あっという間に3失点。
内容が内容なので、後半はあきらめがついてドキドキワクワクハラハラ感はなく
ただじっと見ていた。
あの試合の後に監督は「自分たちはチャンスを多くつくった中で決め切れなかった
というのが、今日の試合だったと思います」
と言っていたらしいが、違う試合の話をしてるんじゃないか?
今週の試合で今季の行方が決まると言ったそうだが、この結果はどうなのか。
もっとも、モンバエルツがまいた種を育てるのはポステコだとしても、
収穫するのはポステコとは限らないと思っているし、収穫するのが
今季とは限らないと思っているからそんなにピリピリしていないが。
とはいえ負け試合はやっぱりクソですな。

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札幌ドームというスタジアムについては、かなりの好印象をもって帰った。
試合前のスタジアムテレビ?でプレーの説明、相手チームの要注意選手の
解説をしたりと初心者でも楽しめそうな内容を流していた。
ビールをぶちまけた人がいればスタッフがすぐに来て対応してたし、
こういうのは野球の試合運営のノウハウが生かされてるのかなーと思った。
 
 そそくさと札幌ドームを後にしチェックイン。しばらく休んで
ジンギスカンを食べにすすきのへ。
 

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だるま。
1時間以上待った。
 

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おいしかった!ライスなしにしてお肉もっと食べればよかった・・・。
 
それにしても寒い。
温かいものを食べなきゃということで、〆に麺屋 雪風の味噌ラーメン。

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おいしかった。

が、1日目の一粒庵の方が好き。
 

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ホテルに戻って東李苑のおしゃべりシフォンケーキをタイムフリーで
聞いて癒された。これのためにラジコプレミアム・・・・・・
いやなんでもない。癒されたところで就寝。
この日はよく眠れた。

2019.04.19 北海道旅行1日目

欅のアニラ@大阪に行けず、なにかで埋め合わせしないとやってられない
と思いどこか行くところはないかと思っていたところ、
20日にアウェイの札幌戦があると判明。
高校の修学旅行以来北海道には行ってなくて、行きたい行きたいと思っていたので、
うまいもん食べに行って、サッカー見て帰ろうという計画が浮上。
調べたら、土日の1泊2日と、前乗りして金土日の2泊3日はほぼ値段が同じと判明。
仕事も今はゆとりがあるし、有給使って前乗りすることに。
 
メインの目的はうまいものを食べること。札幌戦はそのついで。
そうしなければ、もし負けたらこの旅行が後味悪いものになってしまう。
ポイントとクーポンを使って北海道2泊3日23000円。
実に14年ぶりの北海道。
 
1日目。
5時ぐらいに起きて羽田へ。
バスでぴゅーっといけるのは楽やね。
 
ちょっと居眠りしてる間に青森あたりまで飛んでいて、あっという間に
久しぶりの北海道!
天気予報では雨から晴れだとかなんとかで、少なくとも
良くはないと思っていたらいい天気。

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小樽と札幌の間ら辺に位置する銭函にある馬屋さんで
石狩湾を望めるホーストレッキングがあって、天気が良ければ
行って見ようと思っていたので電話したら繋がらず。
札幌観光に切り替えることに。
売店の前を通りがかったらこんなおみやげが。

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しっかりやってますなあ。
 
まず腹ごしらえ。一粒庵の味噌ラーメン。

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これはおいしい。めちゃくちゃおいしかった。
食後は時計台へ。

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羊ヶ丘展望台は翌日の試合後に行くつもりだったけど、
今日天気が良い分悪い天気が明日にずれこむかもしれない
ということで向かうことを決める。
一度札幌駅まで戻り、よつ葉のカフェでいちごパフェを。
よつ葉のカフェは東京のソラマチにもあるらしいけど、
これは札幌パセオ店限定の究極のいちごパフェ。

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これもまたおいしかった。
 
羊ヶ丘展望台へは地下鉄東豊線で福住まで、福住からバス。
ちなみに札幌ドームは福住から徒歩。

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クラーク博士像。

 

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めちゃくちゃいい天気。
 

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強い風が吹くと寒いと感じるものの、冷たい空気は心地よかった。
 
羊だって大志を抱く。

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羊ヶ丘展望台の後はサッポロビール博物館に行こうと
最寄り駅まで。
 
と、最寄り駅に着いたところで、この時間から行っていては乗ろうとしていた
定山渓行きのバスに乗れないと判明。
もう1時間後の便にしてもよかったけれど、朝早起きで疲れてきていいたので
宿でゆっくりするため断念。東区役所前から札幌駅までてくてく。
 
札幌駅からバスに揺られること1時間ちょっと。
18年ぶりの定山渓へ。宿は18年ぶりの鹿の湯。
ここは中1のスキー研修の時に泊まった宿。

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部屋が広い!

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そして北海道あるある、部屋がめちゃくちゃ暖かい。

夕食はバイキング。これはまあ普通だった。
 
食後は温泉へ。
この宿、脱衣所から浴場へ向かうには階段を下りないといけない。
そしてその階段は浴場内にあるので床は濡れている。
中1の時に、「これは年寄りは入れないんじゃないか」と思っていた。
やはり今回もそう思ってたら、そういう人はには別館を用意してるのね。
 
露天風呂からは満月が見えてとても贅沢なお風呂になった。
 
お風呂を出た後うろうろしていると、
中1の時にロビーに集合した光景とか売店でお土産を買った光景が
フラッシュバックしてきた。なんともエモい瞬間だった。

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売店サッポロクラシック鮭とばを買って部屋飲み。

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鮭とばうめえ!
 
現地のテレビを見ながら2日目と3日目のプランを計画。
札幌ドームのアウェイ側はスタグルが寂しいと教えてもらったので、
札幌駅で駅弁を買っていくことを思いつく。
 
3日目、余市まで足を延ばすかどうか迷ったが、酒が弱いので
ウイスキー工場を見るより小樽で時間をたっぷり取って鰊御殿とかに
行った方がいいだろう、と判断。
 
1日目はこれで終わり。
暖房を切っても布団をかぶると暑く、かといってなしで寝ると
寒くなりそうで、とても寝苦しい夜だった・・・。

「お騒がせしてしまって、 誠に申し訳ありません」

ーNGT48山口真帆の謝罪は「おかしい」のかー
 
NGT48の山口真帆が暴行を受けたこと、それに対する対処を運営に求めた
にもかかわらずまともに取り合ってもらえなかったことをSNSで告発した。
その「被害者」山口真帆が「この度は、たくさんお騒がせしてしまって、
誠に申し訳ありません」と公演の場で謝罪したことが大きな話題となった。
「なぜ被害者が謝罪するのか。被害者が謝罪するのはおかしい。」と。
しかし、結論から言うと、私は彼女の謝罪はそんなにおかしいことではないと
思っているし、「おかしい」と批判する資格のある人はそう多くないのでは、
と思っている。
それが日本の文化に由来するものだと考えているからだ。 
 
「この度はお騒がせして申し訳ございませんでした。」
芸能人や企業の謝罪会見でよく聞く言葉だ。
「この度は申し訳ございませんでした。」と言うこともある。
「「この度は」と「申し訳ございませんでした。」の間には「お騒がせして」
という言葉が省略されています。」と言うと「そうだよね」と納得する人は
多いだろう。私はこの言葉を聞くたびに奇妙だと思うし、当事者がこの言葉を
言うことを当然だと思っている人々も奇妙だと思う。
 
なぜなら彼らの言葉によれば、彼らは「お騒がせ」したことに対して
「申し訳ない」と謝罪しているからだ。芸能人が不倫をしたことを、
企業が不祥事を起こしたことに対して「申し訳ない」と謝罪している
わけではない。
山口真帆は「「告発して」申し訳ありませんでした。」とは言っていない。
 
彼らは何故、悪いことをしたことに対する謝罪をしないのか。
彼らは何故、悪いことをしていなくても謝罪を求められるのか。
彼らは一体、何を「お騒がせ」したというのだろうか。
 
「お騒がせして申し訳ございませんでした。」ということは、
「お騒がせ」してさえなければ、何股の不倫でも、ウン十億の損害を
もたらした不祥事でも、「申し訳ございませんでした」と謝罪する必要は
ないということになる。
逆の場合もありうる。実際には不倫をしていなくても、不祥事を起こして
いなくても、「お騒がせ」すれば謝罪を求められる。
山口真帆のように不正を告発しても、「お騒がせ」すれば謝罪を求められる。
 
何を「お騒がせ」したか。
私は「空気」だと考えている。
「空気」とは何か。
山本七平は「『空気』の研究」でこう説明している。
―「空気」とは何であろうか。それは非常に強固でほぼ絶対的な支配力を
もつ「判断の基準」であり、それに抵抗する者を異端として、「抗空気罪」で
社会的に葬るほどの力をもつ超能力であることは明らかである。―
 
私の考える「空気」の例を挙げてみよう。
・有名人は人々の行動の鑑となるべきだ。
・自分の属する組織に不正はないし、不正を働く者はいない。
・電車はダイヤ通りに運行され、絶対に遅れない。
・ほとんどの人はこうしようと言っている。反対意見は出ずにこのまま
 すんなりと決まるべきだ。
等々。
そうあるべきという(固定)観念、あるいはそうあってほしいという願望が
集団内で共有されているものを「空気」と呼べると思う。
(ちなみにこれらの観念、願望は自分自身では実現できないことを第三者
託して―多くの場合は「押し付けて」―いることが多い。)
 
これらが何らかの理由によって壊れた時を「空気が乱れる」と私は呼ぶ。
この「空気が乱れ」た時こそ、「お騒がせ」した時である。
 
・人々の鑑であるべき有名人なのに不倫をした。
・自分の組織に不正なんかあるはずがないのに、不正があると判明した。
 不正を働いた者がいた。
・電車はダイヤ通りに走っているべきなのに遅れている。
・ほぼ決まりかけの議題に反対意見が出た。
 
このように自らが持っている観念、願望が無残にも砕け散った時、
人々は怒りを覚える。問題やその原因に対してではなく、観念、願望が
打ち砕かれたことに対して怒るのだ。
 
その怒りを晴らそうと、拳を振り上げる。一度振り上げてしまったものは、
何かに下ろさないと気が済まない。しかし観念や願望という「空気」には
実体がない。「やり場のない怒り」になってしまう。
そこで人々は自らの観念、願望を打ち砕いた、「空気」を乱した、
つまり「お騒がせ」した者に謝罪を要求する。
山本七平の言葉で言えば、「「抗空気罪」で社会的に葬る」のだ。
 
この構図はあらゆるところで確認できる。
実際にその芸能人が不倫をしていなくても、囲み取材で
「お騒がせしてすみません」というコメントを引き出そうとする。
店員にクレームを言い、土下座をさせる。
人身事故による遅延は飛び込んだ、接触した人間に原因がある(それがやむを
得ないものだったとしても)はずなのに、飛び込まれた、接触されたという
意味では「被害者」である鉄道会社が「申し訳ございません。」と謝罪する。
人々は「なんで鉄道会社が謝るの?」とは言わない。それどころか駅員に
怒鳴り散らす人間さえいる。
ほぼ決まりかけていた議題に「ちょっと待って」と意見した人を
「KY(「空気」が読めない)だな」だとか、「お前、空気読めよ」と
多数派が寄ってたかって攻撃する。直接攻撃はしなくても、
「ちっ、めんどくさいことを言いやがって」と思っている。
 
 日本人にとって「空気」は絶対に乱れてはならず、乱れた時は落ち度のない
人間でも謝罪させないと気が済まない程大切な存在なのだ。
だから「お騒がせしてすみません」という謝罪の言葉に何の違和感も感じない。
 
山口真帆の件で言えば、
「ファンと繋がっているメンバーなどいない」
「運営は問題があれば速やかに正しく対処する」
といったアイドル自身、アイドルグループの運営、ファン、その他の人々の
観念、願望からなる「空気」をあの告発は大きく揺るがした、「お騒がせ」した
と言える。だから、日本人の一般的な感覚で言えば彼女が謝罪することは
おかしいことではないはずなのだ。
 
「おかしいに決まっている!女性が男性に暴行されたんですよ。彼女がどれだけ
怖い思いをしたかが、男には分からないんです!」と言う人は少なくないだろう。
しかし、その理屈で言えば、もしあの「暴行」が女性が加えたものだったら、
あの謝罪を「おかしい」と思わなかったということになる。
「ただのケンカを大げさに」とでも言っていたのではないだろうか。
本当にそれでいいのだろうか。
 
もし、とある男性アイドルグループのメンバーの1人が、女性に暴行された
という事件が起きて、その被害を受けたメンバーがSNSで告発したとしよう。
被害を受けたメンバーは何らかの形で取材を受けるだろう。
その時「お騒がせしてすみません」と言ったら、あなた方は今回のように
「被害者が謝罪するのはおかしい!」と、ここまで叫んでいただろうか。
 「おかしい!」と言うのなら、暴行を加えたのが男性であろうと女性であろうと、
加えられたのが女性であろうと男性であろうと、被害者が告発したことによって
「「お騒がせして」すみません」と謝罪することがおかしいと言わなければ
ならない。
 
だが、「お騒がせしてすみません」という謝罪が日本人の「空気」を大事にする
文化によるものだとすれば、今回の騒動の中でこの謝罪について批判する
意味はあるのだろうか。というより、我々に批判する資格はあるのだろうか。
 
 
ここまで、「被害者」山口真帆が「お騒がせしてしまって、誠に申し訳ございません」
と謝罪する(させた)のはおかしい!という意見に対して、何が「おかしい」の
だろうかと疑問を持ち、そもそも「お騒がせ」とは何なのかというアプローチ
で考えてみた。
その結果、この謝罪も他でもよく聞く「お騒がせして申し訳ありませんでした」
という謝罪の1つに過ぎず、これは「空気」を大事にする日本人の文化に由来する
のではないかというのが、私の見解である。
 
 
こう書いているうちに一アイドルグループの運営の問題を日本人の問題へ拡大し、
あたかも日本人が悪いと言ってるかのようになってしまったが、
今回の事件で何よりもおかしく、非難すべきはNGT48の運営の対応である。
「お騒がせしてすみません」と被害者に言わせていなかったとしても運営の
対応に問題があることには変わりはないのだから、謝罪について批判するのは
時間の無駄と言ってもいい。
 
悲しいことだが、私は今回の事件に関してこのままうやむやにされるような
気がしている。事件が発覚してから、運営は未だまともな対応をしていないが、
オタクはいつも通りイベントに参加してしまった。
これはあんな事件があって、ろくな対応をしなくてもオタクはお金を落として
くれると運営に教えたようなものだ。AKSが運営しているグループのオタクは
すべてのイベントに参加せずにお金を一切落とさないという実力行使をするべき
だった。経済的に絞めあげるべきだったのではないだろうか。
他のメンバーは、他のグループは関係ないとどうして言えるのか。運営母体が
同じなのに、同じような事態が起こらないとどうして言えるのか。
お金さえ入れば、ネットで、テレビでどれだけ叩かれても痛くはないだろう。
ニュースを見て「被害者が謝罪するのはおかしい!」と叫んでいた「正義感
あふれる善良な人々」も今ではとっくに忘れて、やれ大坂なおみだ、やれ嵐だ、
と言っているんだろう。
このままオタクがイベントに今まで通り参加し、他の人たちが忘れてくれれば
わざわざ自らの落ち度をさらけ出す必要はなくなる。
そうこうしている間にいつもの「空気」に戻り、真相は究明されずに終わって
しまうのではないだろうか。